時震

「アフリカの印象」の前半部分を読み終わる。まさに奇想としか言いようのない描写が怒涛のように羅列されていた。頭の中で再構築しようとしてもうまくいかないことも多々あり、自分の想像力には何か欠陥があるのではないかと思うことすらあった。しかし、後半は一転。なぜ前半のような事態になっているのか、そのいきさつが語られはじめる。


最近の買いもの:カート・ヴォネガット「タイムクエイク」、キャシー・アッカー「血みどろ臓物ハイスクール」、J・ジョル「ヨーロッパ100年史I・II」、赤江瀑「海峡」など。


「タイムクエイク」はおもしろい。ヴォネガットの著作は初めて読んだが、いたるところにメモしておきたくなるような言葉が転がっている。小説だったりエッセイだったり、作中作があったりとかなり自在な構成だが不思議とするする読める。ただし、噛みしめながら読まないともったいないので、一箇所を三度ずつくらい読む。まだ読み終わっていない。