わたしはいかにして…

一昨日ミヒャエル・ハネケカフカの『城』」を見終えてからか、あるいは中古でカフカ小説全集を見つけてからか、とにかくカフカを読みたくてしかたがない。今日はバイト先で新潮社「決定版 カフカ全集7 日記」を購入。


このところベスターやディッシュ、ラファティなどの本を探していた関係で、レーモン・ルーセルにたどり着く。こちらも読みたくてしかたがなくなったので、一週間前にさっそく「アフリカの印象」は購入した。しかし、もう一つの傑作「ロクス・ソルス」がまったく見つからない。平凡社ライブラリで復刊されたのはほんの数年前だというのにすでに「品切れ重版未定」。いったいどういうことなんだろうか。
手に入らないと尚のこと読みたくなる。
しかたがないのでルーセルを特集したユリイカシュルレアリスムの彼方へ デュシャンとルッセル」を、こちらもバイト先で見つけたので購入してきた。作品そのものを読むのではなくて、作品について書かれた文章をひたすら集めて読みあさるというのも、まるでカフカの「城」のようで悪くない、と負け惜しみの一つも言ってみたくなる。