the jeremiad

他の曲と比べてもとりたててよくできてるというわけでもないのに、気に入ってしまう曲がある。今は the Concretes "the jeremiad"がそうだ。

で、それほど好きでもないけれど気になってしかたがない番組がある。『渡辺篤史の建てもの探訪』だ。

『建てもの探訪』は一般の人々が自慢の自邸を渡辺篤史に紹介してもらう番組だ。建築が好きだというのもあるけれど、何より出てくる人々がみんな「幸せを手に入れた顔」になっているのが楽しくてしかたがない。

しかし、この番組、僕はまだ一度も始めから見たことがない。

新聞のテレビ欄でその日のテレビ番組を確認する習慣がなくなって久しい。でも、見る番組なんて限られてるし時間だって覚えてるから、見ようと思って見れないことそんなにはない。

それなのになぜこの番組に限って見逃してしまうのか。土曜の朝、という時間帯が悪いのは確かだ。起きれない。しかし珍しく早く起きても、思いだした頃にテレビをつけると番組はすでにクライマックスだったりする。
起きる時間が中途半端だし、きっと番組の始まる時間も中途半端なんだろう。

今日も見逃した。一秒たりとも見ることができなかった。
縁なく終わってしまった『自慢の自邸』を心の中で探訪するしかない。
無力だ。

今日の買いもの(部分)
Me company "Luminous" Planetarium Project (DVD)
 ドローンとした音に合わせて映像がゆっくり移り変わる。水玉のようなものが分裂したりくっついたり回ったり。それが23分ほど続く。よほど落ち着いた気持ちでないと最後まで見ることはできない。ビョークの「Hunter」の PV や「Homogenic」のアートディレクションを手がけたクリエーター集団の作品。閉館されたプラネタリウムで上映された。

二〇〇二年のスロウ・ボート (文春文庫 (ふ25-1))

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地図のない道 (新潮文庫)

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忙中謝客内田百けん集成〈19〉

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