何も起きない

保坂和志「プレーンソング」 読了。
ほんとにこれといった事件も起きることなく、ほわーんとした感じの小説だった。本来その「ほわーん」を味わうべきなのかもしれないが、僕の猫ぎらいが災いし、なかなか感情移入できなかった。
しかし、結局最後まで読んでしまったのは文体の適切さと小説の中の空間の心地よさによるのだろう。


クッキーシーン49、51 購入。